「最強のふたり」はお金持ちで上品だけど
身体が不自由な人と
貧乏で下品だけど心優しい人の
心温まる映画です。
フランス映画なので、ハリウッド映画のようなダイナミックな感じと比べて
穏やかな作りになっています。
日本公開は2012年です。
※ネタバレあります
目的は失業保険をもらうことにゃ
「最強のふたり」のざっくりとしたあらすじ
刑務所を出たばかりの黒人青年ドリスは
失業保険の給付を受ける為
仕事の面接に行く。
仕事は大金持ちで首から下が
麻痺している人の介護。
当人のフィリップはなぜか
介護経験もないドリスを採用する。
ドリスは仕方なくフィリップの
介護を始める。
次第にフィリップはドリスが自分を
障がい者扱いではなく
普通の人として扱って
いろいろ楽しませてくれることで
二人の間に友情が芽生える。
ドリスは介護をやれるのか?
二人の関係はずっと続くのか?
主な登場人物
ドリス
主人公。黒人の青年。
スラム街出身。
背が高く力があり、腕力もある。
誰にでもタメ口で自分に正直。
明るくてよく冗談を言う。
素行の悪い弟がいる。
フィリップ
もう一人の主人公。
パラグライダーで頸椎損傷し
首から下が動かない。
大金持ちの紳士だが堅物。
今まで介護人が一週間で辞めている。
妻は病死、養子の娘がいる。
フィリップの使用人
イヴォンヌ:年配の助手。メイド頭といったところ。
マガリー:美人秘書。ドリスによく誘されてそのたび断っている。
マルセル:介護士。毎朝2時間フィリップのリハビリなどをしている。
エリザ
フィリップの養女。16才。
気が強くて生意気。
書類にサインをくれ!:目的は失業保険
ドリスは仕事をする気は
まったくなし!
面接に行って、不採用になれば
そのまま失業保険がもらえる。
面接でフィリップにサインをくれと
いいますが、なぜか採用されてしまいます。
見どころ:優しいドリス
介護に少し慣れてきたドリスが
車椅子ごと乗せられる車に
フィリップを乗せるのを
荷物じゃないんだ!と怒ります。
ドリスは普通の車の助手席に
フィリップを載せて車を出します。
また、フィリップの誕生日に
「親戚が生存確認に来るだけだ」と
つまらなさそうに言うのを聞いて
誕生日会の最後に、
ダンスミュージックをかけて
みんなで踊って盛り上がります。
「今日はフィリップの誕生なんだぞ!」
フィリップはペンフレンドの女性がいる
フィリップはペンフレンドがいます。
相手は女性。
フィリップはいつも堅い文脈の
ラブレターを送っています。
その内容をドリスが聞いて
呆れます。
ドリスは言います。
電話番号を教えてくれるなんて
絶対相手は気があるんだって。
それからドリスは何度もフィリップに
彼女と直接会って話するように
働きかけます。
フィリップはもちろん自分が
首から下が動かないのを気にして
会う気はありません。
つまりドリスはフィリップのことを
障がい者と思っていない。
身体はたしかに補助が必要だけど
気にしていないんです。
フィリップはドリスのそんなところが
嬉しいけど会うのはやはり戸惑います。
実在の人物がモデルの映画
実在の人物がモデルだそうです。
いろいろ脚色はありますが
フィリップはほとんどそのまま
の設定らしいです。
2011年・第24回東京国際映画祭で東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)と最優秀男優賞をダブル受賞した作品
2011年・第24回東京国際映画祭で
東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)と
最優秀男優賞をダブル受賞した作品です。
日本公開は2012年ですが、フランスでは
2011年に公開されています。
大人になってからの出会いと友情
大人になってからの出会いで
なかなか深い友情に
巡り合える機会は
ないと思います。
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