アビスゲートはスレイヤーズの作者・神坂一さんの正統派冒険小説です。
謎の海・アビスゲートとそれから現れる怪物と戦う物語です。
シリアスながら神坂節も炸裂にゃ
シリアス度 | ●●●● | 舞台 | 異世界 |
笑える度 | ●●● | 萌え要素 | 傭兵、暗器 |
アクション | ●●●●● | 発表年 | 2007年 |
あらすじ
突然現れる厄災、アビスゲートと呼ばれる海。
街が突然海に変わる恐怖。
アビスゲートからはアビスフォームと呼ばれる
怪物が出現する。
傭兵の少年クラウスは
叔父のルグナードと一緒に
旅をしている。
途中で頼もしいアリスが加わり
3人で旅をすることになる。
主要登場人物
クラウス
主人公。
傭兵として叔父のルグナードと
一緒に旅をしている。
故郷がアビスゲートに飲まれ
家族をなくしている。
ルグナード
クラウスの叔父。
赤毛の大男。傭兵。
クラウスの保護者的存在であり
パートナー的存在。
クラウスに叔父貴と呼ばれるのを
嫌がっている。
アリス
旅の途中で出会う少女。
大剣を扱い勝気で強い。
二人の迷惑を顧みず
仲間に加わる。
アビスフォーム
アビスゲートから現れる謎の怪物。
人間をアビスゲートに引きずりこもうとする。
筆者おススメポイント
クラウス、ルグナード、アリスの
3人の旅の様子が楽しいです。
全体的にシリアスな話ですが
所々にクスっと笑える
神坂節が入っています。
好きなシーンは持っている武器を
全部出すシーンです。
クラウスが、あとからあとから
暗器を出していき、
アリスに呆れられます。
暗器は男のロマンだそうです。
これを見た時に、海外旅行に行った時
アメリカのとある空港での
入国審査のモニターの映像を思い出しました。
ヘビメタの人が、身に着けている金属物を
どんどんトレイの上に出していくのですが
ものすごい量を出して
NO JOKE
最後にみたいな文字がありました。
いや、ほんと、現実にありそうで
当時は笑えましたが
きっとそんな感じかなと思います。
書籍情報
富士見ファンタジア文庫から既刊3巻で出ています。
3巻で完結しているわけではなく
未完のまま止まっています。
その他
神坂一さんの作品ではマイナーなほうだと思います。
前にも書きましたが、
マイナーな作品はほどよく力が
抜けている感じで
面白いと思います
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