最近「ひまわりさん」(菅野マナミ著)という漫画を読んで、手塚治虫さんの「ひまわりさん」を思い出しました。
どちらも女性が主人公の漫画ですが、それぞれ味わいがあります。
ひまわりのイメージは明るくてあったかいにゃ
2つの漫画の概要
2つの漫画について概要を表にしてみました。
手塚版「ひまわりさん」 | 菅野版「ひまわりさん」 | |
発表年 | 1956年(短篇) | 2009年~2022年(長編) |
作者 | 手塚治虫 | 菅野マナミ |
ひまわりさんの職業 | 学生(中学生?) | ひまわり書房の店長(21歳) |
ひまわりさんの容姿 | ショートヘアで パンツスタイル | ミステリアスな感じの ロングヘアの眼鏡美人 ロングスカートをはいている。 |
ひまわりさんの性格 | 男勝りで柔道の達人 言葉遣いは悪いが 優しいボクっ子 あだ名は風の神、ピューコ (本名:日由子-ひゆこ) | そっけない喋り方 何を考えているか不明 でも優しい |
ストーリー | 「そよ風さん」の続編。 生き別れのお母さんを探している お友達のそよ風さんが、 誘拐されてしまい、 ひまわりさんは三太と一緒に助け出す。 | 高校生のまつりちゃんに 異常に好かれてしまう。 そっけないひまわりさんの ハートフルな日常。 |
1956年代ってどんな頃か
手塚治虫さんの「ひまわりさん」の発表年の
1956年は、昭和31年です。
第二次世界大戦が終わったのは
昭和20年なので、その11年後です。
1964年の東京オリンピックでテレビが
飛躍的に一般家庭に普及したらしいので
テレビもそうそうない時代。
戦後の日本の、まだまだ豊かな時代への
道のりは遠かった時代のようです。
手塚治虫さんの「ひまわりさん」の魅力
ひまわりさんは男勝りで柔道の達人。
男の子の子分もたくさんいます。
正義感が強くて優しい子です。
とってもカッコイイです。
ひまわりさんのお父さんは、
女の子らしくなってほしいと
そよ風さんにお願いしますが
私が思うに、全然そのままです。
ひまわりさんサイコー!
菅野マナミさんの「ひまわりさん」の魅力
高校生のまつりちゃんが
ひまわりさんのことが大好きで
猛烈にアタック(?)します。
きれいで優しいお姉さんに憧れる妹という感じです。
ひまわりさんはクールに誘いを瞬殺しますが
きらいではないようです。
そんな二人の穏やかな日常が楽しいです。
↓菅野マナミ版ひまわりさんの記事はこちらもあります。
書籍情報
手塚治虫さんの「ひまわりさん」は手塚治虫漫画全集の「そよ風さん」の中に収録されています。
菅野マナミさんの「ひまわりさん」は、MFコミックス アライブシリーズで全13巻です。
おまけ:昔の漫画は意外と面白い
自分が生まれるずっと前の漫画は
昔のことがわかって面白いです。
TVが各家庭に普及してないとか
電話も各家庭に普及していないとか
車もあまり走ってない
洋服でなく、和服とか。
この時代はこうだったんだなって
歴史に興味が出てきます。
そして昔の漫画は、スピードが速い。
サクサク話が進みます。
現在は入手困難なものが多いので
図書館とかであれば
閲覧するのがよさそうです。
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