「バケツでごはん」は、動物園の動物たちがサラリーマンみたいに働いている漫画です。
「いまどきのこども」の久保キリコさんの作品で、ビッグコミックスピリッツに
1993年~1996年に連載されていて完結しています。
※ネタばれあります。
動物たちは動物園に出勤するのにゃ
笑える度 | ●●●● | 舞台 | 20世紀の日本 |
ドキドキ度 | ●●● | 萌え要素 | ペンギン 恋バナ |
ほのぼの | ●●●●● | 発表年 | 漫画 1993年~1996年 アニメ1996年 |
超ざっくりとしたあらすじ
ペンギンのギンペーはサーカス育ち。
上野原動物園にスカウトされて転職した。
上野原動物園に勤務する動物は
いわばエリート。
そんな中で浪花節なギンペーが
なかなかなじめないけど
頑張って仲良くなる。
かわいい女子ペンギンの
ミントちゃんが好きになるが。。。
主要登場人物
ギンペー(ペンギン)
主人公。若いオスの王様ペンギン。
サーカス育ちで全国を巡業。
印象強かった関西弁を話す。
中途採用なのに親分っぽい振舞いに
同僚から批判される。
実は心優しい頑張り屋。
サンペー(ペンギン)
王様ペンギンでギンペーの弟分。
ギンペーより後に入社。
幼い頃に両親をなくし
祖父母に育てられた。
チェザーレ(ペンギン)
ギンペーの同僚。
キザなプレイボーイ。
駆け落ちマニアの湿子に振られて
ショックを受け、うつ状態になる。
ミント(ペンギン)
ペンギンのマドンナ的存在。
かわいくていい子だが
料理が恐ろしくヘタ。
ほかの動物の仲間たち
黒田さん(黒ヒョウ)ダンディーな黒ヒョウ。
ミミ(ミンク)見かけは女性だが男性。黒田さんのことが好き。
フラジー(キリン)夢見る乙女で黒田さんのことが好き。
リヒャルト(ライオン)お金持ちのエリート。
寅二(トラ)双子の子どもがいる。かなりの親バカ。
ズブロフスキーとタボン
ズブロフスキーはオオカミで
元動物園勤務。
ゴミ置き場で汚れてお腹を空かせた
子豚のタボンを拾う。
虐待されていたらしいタボンを
引き取って暮らす。
人間と変わらない暮らしぶり
登場人物がほとんど動物なので
みんなかわいいです。
満員電車に乗って通勤したり
普段は洋服を着ていたり
人間と変わらない生活を
送っていて、動物園に出勤したら
動物の演技をします。
ギンペーとピンキー、ミントとサンペー、チェザーレと小雪
※ネタばれあります。
ギンペーが好きなミントちゃんは
あることがきっかけでサンペーと
仲良くなり結婚します。
ショックなギンペーですが
涙をかくして後輩を応援します。
その後、中途入社できた美人ペンギンの
3人組の一人、気の強いピンキーと
紆余曲折の後結婚します。
キザなチェザーレは駆け落ちマニアの
湿子に振られ、ひどく落ち込んでうつ状態になる。
その後掃除ばかりして
もう掃除するところがないからと
ギンペーの部屋を掃除にくる。
その後、サンペーとミントの披露宴のあと
酔った勢いで部屋に泊めた
小雪という女子に付きまとわれる。
面食いのチェザーレはあまり相手にしないが
小雪の料理のうまさと尽くす姿に
少しづつ心が動いていく。
そして後に小雪と結婚します。
ズブロフスキーとタボン
ズブロフスキーは動物園に勤務はしてないけど
よく出てきます。
オオカミでかっこよくてスマート。
ゴミ置き場に汚れてうずくまっていた
子豚のタボンを保護します。
お腹いっぱいでも食べ続けるタボン。
子供はお腹いっぱいになったら
食べないのにおかしいと言われ、
どうやら虐待されていたらしい
ということがわかります。
ズブロフスキーは今の部屋だと
二人だと狭いと思い、
実家に帰ることにします。
タボンをつれて帰りますが、
そこは大きなビル。
そうか、住み込みの管理人なんだと
タボンは勘違いします。
実はズブロフスキーは大金持ちで
そこの最上階のペントハウスに
住むオーナーだったのです。
レストランのオーナーもやっており
時々自分の店に行きます。
タボンはズブロフスキーと一緒に
生活しだんだんと子どもらしさを
取り戻していきます。
アニメ・書籍情報
小学館のビッグコミックスペシャルから全8巻で出ています。
アニメは1996年に全20話で放映されたそうです。
実はアニメには気が付かず、
見ていません。
感想
全体的にあったかい感じがします。
ギンペーが実家に帰ると
仲良しの父母がいますし
フラジーちゃんが黒田さんのために
料理をすると過保護なママは心配します。
独り者のスローロリスの
ローリーも休日にカレーを
作る趣味を楽しんでいます。
読んだあとふんわりとした
気持ちになります。
(個人の感想です)
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