翔んで埼玉は、「パタリロ!」の魔夜峰央さん原作の漫画の映画化作品です。
埼玉を面白おかしくディスった映画です。
※ネタバレあります
おおらかな埼玉ならではの受け入れにゃ
あらすじ
出身地域・居住地によって差別が行われている
日本のパラレルワールド。
埼玉県民はひどい扱いを受けていた。
居住区域以外では病院にかかることもできず、
埼玉県民立ち入り禁止の場所があり
そこで見つかると警察につかまってしまう。
正体がバレれば迫害を受けていた。
東京都区部の名門校・白鵬堂学院に
麻実麗(あさみ・れい)という美男子が
転入してくる。
美貌に加えて文武両道で瞬く間に
学院生徒たちの羨望の的になる。
東京都知事の息子で生徒会長の
壇ノ浦百美(だんのうら・ももみ)は
名前も外見も女性のようだが男子である。
最初は麗とぶつかりながらも
しだいに麗に惹かれていく。
実は麗は埼玉出身で東京の麻美家に養子に入ったのであった。
麗を政治家にして埼玉への差別政策を
撤廃させようという父の野望の為だった。
正体を知ってもなお麗のことを
慕いつづける百美。
二人の愛の行方は?
埼玉は解放されるのだろうか?
主要登場人物
麻実 麗(あさみ れい):GACKT
主人公。男子生徒。
白鵬堂学院の転入生。
長い前髪が顔にかかるクールな美男子。
文武両道、都会的な物腰で全校生徒の
憧れの的になる。
実は出身は埼玉県。
壇ノ浦百美(だんのうら・ももみ):二階堂ふみ
白鵬堂学院の生徒会長。
東京都知事の息子。
女性のような容姿をしている。
我儘で傲慢なところもあるが
純真でかわいいところもある。
壇ノ浦建造(だんのうら・けんぞう):中尾彬
東京都知事。百美の父。
関所の闇通行手形を発行したり
そこそこの悪事を働いている。
神奈川県知事:竹中直人
東京都と蜜月の関係を持っている。
埼玉デューク(さいたまデューク):京本政樹
伝説の埼玉県民。
埼玉県民解放のための運動を
おこなっていたが、20年前に行方不明となる。
麗の父
埼玉の大地主。
麗を東京の麻美家の養子にし、
ゆくゆくは麗を政治家にして
埼玉県民解放をはかる。
友情出演(?)ゆるきゃら達
なぜかゆるきゃら達が友情出演しています。
ふなっしー(千葉県船橋市)
ふっかちゃん(埼玉県深谷市)
チーバくん(千葉県)
見どころ
埼玉県が最近電化されたなど(もちろん大ウソ)
ところどころに笑える要素を
盛り込んでいます。
埼玉県人には、そこらへんの草でも食わせておけ!
の決め台詞が有名です。
こんなとんでもない映画ですが、
世知辛い現代でこんなギャグが通用するなんて
日本もまだまだ捨てたもんじゃないな感がします。
この手の地域ネタ的なものは
うまくやれば知名度と好感度アップに
つながると思います。
個人の感想です。
埼玉県側の受け入れ感
埼玉県側としては、この映画を
どちらかと言えば好意的に
受け入れています。
映画化にあたって、出演者が埼玉県知事に
挨拶にいったそうですが、
快く受け入れてもらえたようです。
2019年の県知事選挙のポスターに
翔んで埼玉(漫画)の絵が使われたり
良好な関係のようです。
原作漫画は1982年、映画化は2019年
原作の漫画が発表されたのは1982年。
しかし復刻版が2015年に出て
それからブレイク。
2019年に映画化。
なぜブレイクしたかは不明ですが
33年の時を経て復刻・映画化という
とんでもないことが起きた
素晴らしい漫画と言えます。(笑)
2023年に続編「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」公開
2021年に続編映画製作の話がありましたが
主演俳優の体調不良で撮影は延期に。
その後2022年に撮影は再開され
2023年に公開予定となりました。
そして2023年11月23日に新作
「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」
が公開されました。
公開にあたり、各地で挨拶(お詫び)に
行ったらしいです(笑)。
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