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【ロンドンが舞台のミステリー小説】堆塵館(たいじんかん)

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イギリス人の小説家エドワード・ケアリーのミステリー小説です。

ドキドキワクワクするお話です。

シロンちゃん
シロンちゃん

挿絵も本人が描いているにゃ

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「堆塵館」ざっくりとしたあらすじ

舞台は1876年ヴィクトリア女王の時代。

ロンドンから出るゴミが全て集まる

ロンドン近郊のフォーリッチンガム地区。

そこにゴミを一手に引き受けて

財を築いたアイアマンガー一族が

住んでいる。

その屋敷の名前は堆塵館。

長老の末っ子(長女)の一人息子

クロッドは病弱だが優しい子だった。

ルーシー・ペナントはフィルチングの町に

両親と住んでいた。

ある日突然両親が動かなくなり

ルーシーはアイアマンガーの血族で

あるということで堆塵館で

働くことになる。

掃除の仕事中にクロッドと出会い

二人は惹かれ合う。

しかしそれはやがてロンドン中に

危険をもたらす事件に発展する。

アイアマンガー一族が持つ誕生日の品

アイアマンガー一族は生まれるとすぐ

誕生日の品というものを渡される。

そしてそれを肌身離さず

持っていなければならない。

そしてその品には名前がついている。

人間のような名前が。

誕生日の品の声が聞こえるクロッド

クロッドは特殊な能力の持ち主で

みんなが持っている誕生日の品の

声を聞くことができます。

誕生日の品は自分の名前だけを言っています。

クロッドはこの能力に加えて

後に起こる大事件に対して

重要な役割をします。

純潔アイアマンガー一族一覧

登場人物と誕生日の品があまりにも多いので

一覧にしてみました。

まずは祖父(一族の長)と祖母

長男から5男までとその子ども(孫)

男から10男までとその子ども(孫)

11男から長女までとその子ども(孫)

その他叔父叔母従妹

アイアマンガー一族はリッチな一族

一族は相当な財を持っており

結婚相手は祖父母や親が決めます。

自前で地下にロンドンまでの

汽車を持っています。

純潔アイアマンガー一族は

きれいな身なりをして

立派な大人になるために堆塵館内のある

学校で教育を受けます。

アイアマンガーの血を引く使用人たち

純潔アイアマンガー一族のほかに

混血アイアマンガー一族が

住んでおり、さらに血のつながりがある

者たちが下働きをしています。

ルーシーはここで働くことになり

たくさんの使用人たちと

一緒に暮らします。

かっこいいルーシー

ルーシーは赤毛でそばかすがあり

容姿も美少女とはいえない女の子。

しかし、生きてゆくたくましさと

頭の回転のよさは人一倍です。

屋敷を掃除していて突然

暗闇に表れた人影に恐れおののきながら

気丈にその人物に攻撃するルーシー。

しかしそれはクロッドだった。

なんともインパクトのある

二人の出会いです。

一度も屋敷と屋敷のそばの屑山から

出たことのないクロッドは

ルーシーとルーシーの話に魅力を感じます。

後にルーシーはいろいろ大変な目に会いますが

気丈に立ち向かいます。

特に男の子達や大人とのケンカの

シーンは必見です。

もちろんルーシーが勝ちます。

アイアマンガー三部作「堆塵館」「穢れの町」「肺都」

「堆塵館」

叔母のロザマッドの誕生日の品が行方不明になる。

フィルチングの町で人間が物に変わる

奇病が流行る。

ルーシーの両親も物になってしまう。

堆塵館でクロッドとルーシーが出会う。

誕生日の品の秘密の一部がわかる。

ルーシーとクロッドは離れ離れになる。

「穢れの町」

ルーシーとクロッドそれぞれ

フィルチングの町をさまよう。

誕生日の品の秘密がさらにわかる。

ゴミの山の壁が崩れて火事が起こる。

ルーシーはクロッドを探す為

ビナディットに助けられ

カンテラ団の子ども達と仲良くなる。

「肺都」

アイアマンガー一族は責任を問われ

ゴミを引き取る許可をはく奪される。

クロッドは一族を守りみんなを守るため

勇気を出して立ち向かう。

「堆塵館」裏表紙に堆塵館の地図

「堆塵館」の裏表紙に堆塵館内の地図が載っています。

かなり広いお屋敷です。

見ているだけでも楽しいです。

ルーシーとクロッドがどこで出会ったかわかります。

「穢れの町」裏表紙のフィルチングの9.ホワイティング夫人の宿屋

「穢れの町」の裏表紙にフィルチングの町の地図があります。

9.ホワイティング夫人の宿屋が

なかなか見つからず苦労しました。

見開きページの境目に9の文字が隠れていて

月桂樹の館の真ん前にある低いえんぴつビルが

ホワイティング夫人の宿屋です。

「肺都」裏表紙にアイアマンガー一族の系図

「肺都」の裏表紙にアイアマンガー一族の系図が載っています。

絵入りで載っていて主要人物は少し大きめに描かれています。

感想

ロンドンが舞台ということと

前回の記事B:鉛筆と私の500日で

エドワード・ケアリーに興味が出て

アイアマンガー三部作という

魅力的なタイトルを見つけました。

読みやすく、登場人物が魅力的な

グイグイ引き込まれ作品でした。

そのうちほかの作品も読みたいと思います。

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